バイナンスの全てがわかる!メリットとデメリット〜サービス一覧を徹底解説

バイナンスのメリットとデメリットは?
サービス一覧も知りたい。

このような悩みに、お答えします。

仮想通貨を軸に、生活しています。
今までの投資経験とリサーチスキルをいかして、記事をまとめてみました。

よかったら参考にしてみてください。

2022年11月、バイナンスは日本市場への参入を発表しました。現在、「日本版バイナンス」を設立中です。本家の「グローバル版バイナンス」への新規登録はできなくなっています。すでに登録済みのユーザーは、グローバル版を引き続き利用できます。ただし、いつまで利用できるか発表されてません。
※ 本記事ではグローバル版バイナンスについて紹介しています。

目次

バイナンスの特徴

バイナンスは、世界最大の「仮想通貨取引所」です。Changpeng Zhaoが、2017年に台湾で設立しました。

バイナンスの公式サイト

バイナンスの特徴は、次のとおり。

  • トレード以外にも色々なサービスが豊富
  • バイナンスコインを発行している
  • 取引手数料は、基本一律0.1%

1つずつ、見ていきましょう。

トレード以外にも色々なサービスが豊富

NFTが売買できる「Binance NFT」、仮想通貨決済できる「Bainance Pay」、仮想通貨をあずけるだけで報酬がもらえる「Binance earn」など、バイナンスはトレード以外のサービスも豊富です。

バイナンスで利用できるサービス一覧は、今回の記事で詳しくまとめています。

バイナンスコインを発行している

バイナンスは独自の仮想通貨、バイナンスコイン(BNB)を発行しています。

時価総額ランキングは、仮想通貨全体で4位(2023年1月時点)。

バイナンスコインは投資対象として保有する以外にも、色々メリットがあります。

バイナンスコインを保有するメリット
  • バイナンス内での保有量によって、「取引手数料」が割引される
  • バイナンスでおこなわれる、「ローンチパッドの参加券」として使える
  • バイナンスが展開している独自のブロックチェーン「BNB chain」を利用する際のガス代(手数料)となる、など

バイナンスコインの発行上限数は「2億枚」で、すべて発行済みです。

四半期ごとにバーンされているので、価格が下がりにくい構造になっています。

バーンとは仮想通貨が焼却されて、この世からなくなること。結果的に流通量が減っていきます。

バイナンスは、大手の企業との提携もおこなっています。提携する企業によって、バイナンスコインの大幅な価格上昇も見込めます。

取引手数料は、基本一律0.1%

取引手数料は基本0.1%ですが、「30日間の取引量」と「BNB保有量」によって変動します。

手数料についての記事

バイナンスでは「手数料割引キャンペーン」が実施されています。

現在実施中の割引キャンペーン

Binance独自の仮想通貨「BNB」で手数料を払うと、25% OFF

バイナンスのメリット

バイナンスのメリットは、次のとおり。

  • 「600種類以上」の仮想通貨を取引できる
  • ユーザー数が多い
  • レバレッジ「最大125倍」
  • 強固なセキュリティ
  • サポートが手厚い

1つずつ、見ていきましょう。

「600種類以上」の仮想通貨を取引できる

国内の取引所では買えない、世界中で人気のある「FTM」「SOL」「AVAX」「SAND」などの仮想通貨が買えます。

超絶マニアックなコイン、いわゆる「草コイン」も取引できます。

国内取引所はだいたい「15〜20種類前後」の仮想通貨しか取り扱いがありません。一方でバイナンスは、「600種類以上」の仮想通貨が取り扱えます。

ユーザー数が多い

ユーザー数が多いということは、それだけ「取引量」も多いということ。

バイナンスでは基本ユーザー同士の取引になるので、取引量が多いほど希望の取引額とマッチングしやすくなります。

レバレッジ「最大125倍」

レバレッジ取引とは「レバレッジ」をかけることで、手元にある資金より多くの資金を運用できるようになる取引方法です。

例えば、現物取引だと手元に10万円の資金しかない場合、10万円分の仮想通貨しか運用できません。レバレッジを2倍かけたとすると、20万円分の仮想通貨を運用できるようになります。

2倍のレバレッジをかけると利益は2倍になります。しかし、損失も2倍になるので注意が必要です

まさに「ハイリスクハイリターン」な投資法です。

バイナンスではレバレッジ「最大125倍」まで設定できます。(※ バイナンスへ登録して60日未満のユーザーは最大20倍)

国内取引所は基本的に、レバレッジ取引は2倍まで。バイナンスでは国内取引所の「50倍以上」のレバレッジをかけれます。

強固なセキュリティ

世界一の仮想通貨取引所だけあり、最先端のセキュリティ対策がされています。

安全なストレージ

ユーザー資金の大部分は、コールドウォレットで管理。

コールドウォレットとは、データをオフラインのデバイスに保管することです。ネットにつながっていないので、ハッキングのリスクが格段に減ります。

リアルタイム監視

「資産の出金時」「パスワードのリセット」「二要素認証のリセット」「電子メールアドレスの変更」など、重要な作業時はすべてリアルタイムに監視しています。

高度なセキュリティ

マルチシグネチャなど高度なセキュリティ対策をしています。

マルチシグネチャとは、取引の際に必要な承認作業が複数あることです。手間が増えることでセキュリティが高くなります。

個人情報

個人情報はすべて暗号化して保護されています。

安全なサインイン

「認証アプリ」「SMS」「電子メール」で、二段階認証をサポートしています。

高度なアクセスコントロール

ユーザーはあらかじめ「アクセスできるデバイス」や「アドレス」に、制限をかけることができます。

セキュリティ通知

不審なアクセスや動作があった場合、電子メールやアプリの通知機能でアラートを受け取ることができます。

ユーザー教育

仮想通貨リテラシーの向上をめざして、ユーザー教育にも力を入れています。具体的には「バイナンスアカデミー」というサービスが、学習コンテンツを提供しています。クイズに答えると、仮想通貨がもらえます。

サポートが手厚い

わからないことがあれば「AIボット」や「ライブチャット」で、リアルタイムに質問できる環境がととのっています。

バイナンスのデメリット

バイナンスのデメリットは次のとおり。

  • 日本での利用が禁止される可能性も?
  • 日本の銀行口座からの入金に対応していない

日本での利用が禁止される可能性も?

バイナンスは過去に2度、日本の「金融庁」から警告を受けています。日本では仮想通貨の事業をおこなうには登録が必要なとこを、無登録のままおこなっているためです。

仮想通貨の事業をするには届出が必要ですが、日本人がバイナンスを利用すること自体はなにも問題ありません。

2022年11月、バイナンスの日本への正式な参入が発表されました。

バイナンス自体、各国の法律に準拠する姿勢をとりはじめています。過去に警告をうけていたカナダで、2021年、正式に許可がおりた事例もあります。

  • バイナンスの柔軟な姿勢
  • 世界一の仮想通貨取引所で、多くの国で利用されている

今後、バイナンスは日本でどのようにサービスを展開していくのか、情報をキャッチアップしていく必要があります。

日本の銀行口座からの入金に対応していない

バイナンスへの入金方法は、基本的に次の2つです。

  • クレジットカードで、仮想通貨を直接買う
  • 国内の取引所で仮想通貨を購入し、バイナンスへ送金する

クレジットカードで仮想通貨を買う方法だと日本円で直接買えますが、手数料が割高です。しかも、クレジットカードは「Visa」と「Mastercard」に限定されています。

また、購入できる仮想通貨の種類も限定されてしまいます。

手数料を安くすますには、国内取引所から仮想通貨を送金する方法がメインになります。

バイナンスで利用できるサービス

バイナンスで利用できるサービスを紹介します。

トップページの上の段に表示されているのが、バイナンスのサービス一覧です。

  • 仮想通貨を購入【Buy Crypto】
  • マーケット【Markets】
  • トレード【Trade】
  • デリバティブ【Derivatives】
  • 収益【Earn】
  • ファイナンス【Finance】
  • NFT(非代価性トークン)【NFT】

一つずつ、紹介していきます。

仮想通貨を購入【Buy Crypto】

法定通貨で仮想通貨を、直接購入できます。

「クレジットカード・デビットカード」「代行業者決済」「P2Pトレード」3つの購入方法がある。

1つずつ説明します。

クレジットカード・デビットカード

クレジットカードは、「Visa」か「Mastercard」に限定されています。

1回の取引あたり、手数料は2.0%です。

代行業者決済

代行業者「Simplex」に、決済してもらう方法です。

1回の取引あたり、手数料は2.5~3.5%(最低10ドル)です。

P2Pトレード

バイナンスの、ユーザー同士の取引です。それぞれが設定した条件で、マッチングすれば取引が実行されます。

取引手数料は無料です。

マーケット【Markets】

仮想通貨のマーケット情報です。

銘柄ごとに、24時間の「変動率」「取引量」「時価総額」など確認できます。

「メタバース」や「ゲーム」など、仮想通貨のジャンル別に分類することも可能です。

トレード【Trade】

仮想通貨を売買します。

「バイナンスコンバート」「現物」「マージントレード」「戦略取引」「スワップファーミング」「ファントークン」「Binance OTC」といったサービスがあります。

shiii miiはバイナンスで、「バイナンスコンバート」「現物」「マージントレード」をメインで使っています。

バイナンスでの仮想通貨の買い方は、こちらの記事で解説しています。

バイナンスコンバート

手数料「無料」で、仮想通貨を交換できます。

数回のクリックで取引が終わるので、お手軽で便利です。

「最低取引額」と「最大取引額」は、仮想通貨ごとに異なります。

現物

チャートを見ながら、仮想通貨を取引します。

一番スタンダードな取引方法です。

マージントレード

第三者から提供された資金を使って、仮想通貨を取引します。

ビットコインFXといい、レバレッジをかけることができます。

レバレッジ取引とは、レバレッジをかけることで、手元にある資金より多くの資金を運用できるようになる取引方法。

例えば、現物取引だと手元に10万円の資金しかない場合、10万円分の仮想通貨しか運用できません。レバレッジを2倍かけたとすると、20万円分の仮想通貨を運用できるようになります。

売りから入る、ショートという取引も可能です。

ショートとは、自分が保有していない仮想通貨を取引所から借りてきて先に売り、後で買い戻す取引方法。

例えば、1BTC=400万円のときに売り注文を出し、1BTC=350万円のときに買い注文を出すことで差額の50万円が利益となります。

戦略取引

現物取引での売買を自動化できます。

具体的にいうと、簡単な「ボット」を自分でつくることができます。

「価格帯」と「注文を出す間隔」を、あらかじめ設定できます。

バイナンスが展開する「DEX(分散型取引所)」です。

DEXとは、プログラムだけで回る仮想通貨取引所。人の手を介すことなく、仮想通貨を交換できます。

基本的に「DeFi」のDEXと同じです。

仮想通貨を「交換(スワップ)」したり、「仮想通貨をあずけて報酬をもらう(流動性マイニング)」ことができます。

ファントークン

ファントークンはクラブやチーム、ブランドに関係したユーティリティトークンです。

保有者には、例えばサッカーのファントークンだと「試合チケットが優先的に購入できる」といった、ファンサービスがあたえられます。

Binance OTC

OTCとは「Over the counter」の略です。

大口取引のユーザーが対象。「大口のユーザー」と「取引所」、または「大口のユーザー同士」が直接大きな金額を取引するサービスです。

一括ですばやく取引できたり、市場を介さないのでチャートに影響しないといったメリットがあります。

バイナンスでは「$20万以上」の取引が対象になります。

ビットコインだけでなくアルトコインも取り扱えます。

デリバティブ【Derivatives】

デリバティブとは、先物取引などの総称です。

先物取引とは現時点で売買の価格や数量を約束しておいて、約束の日が来たときに実際に売買が実行される取引。注文時に「証拠金」を入れる必要があります。

  1. 例えば現在、1BTC=400万円の価格だとする
  2. 1ヶ月後に1BTC買うと約束
  3. 1ヶ月後、1BTCが400万円 → 420万円になったとする
  4. 普通420万円で買うところを約束通り400万円で買えるので、20万円の利益がでる

先物取引でもレバレッジをかけたり、ショート取引が可能です。

デリバティブでは、先物取引に関係したトレードができます。

USDⓈ-M先物

「アメリカドルのステーブルコイン」を、証拠金とする先物取引です。

COIN-M先物

「仮想通貨」を、証拠金とする先物取引です。

バニラオプション

「オプション取引」のスタンダードな取引です。

オプション取引とは、「将来の決められた日時」に「決められた価格」で仮想通貨を売買する「権利」を取引する方法。

例「1万円で仮想通貨を買うことができる権利」を1000円で買った場合

仮想通貨が1万円→2万円になれば、1万円で買うことができるので、2万円−1万円=「1万円」の利益。
権利代として1000円支払っているので、合計の利益は、1万円−1000円=「9000円」
逆に相場が下がったとき、1万円→5000円になれば、ふつうだと「-5000円」の損失。
ただし、オプション取引ではあくまで「権利」を取引しているので、後々買う権利を放棄することができます。
結果として、損失は権利代だけの「-1000円」で済みます。

つまりバニラオプションとは、利益はそのまま受け取ることができて、損失はおさえることができる取引方法です。

レバレッジトークン

レバレッジのかかったトークン。レバレッジのかかった金融商品を、現物取引で購入できます。

例「BTCレバレッジ3倍」のトークン

BTCの価格が1%あがると、レバレッジ3倍トークンは3%価格があがります。

強制決済のリスクはなく、シンプルでわかりやすいメリットがあります。

バトル

USDⓈ-MとCOIN-Mを利用した、トレードバトルです。

「5分間の中で、だれが一番利益を上げることができるか?」がルールです。

結果に応じて、ポイントがもらえます。

デリバティブポータル

VIP専用です。

デリバティブの、プレミアムサービスが受けれます。

VIPは1ヶ月間の「トレード取引量」と「BNB保有量」によって決まります。

参考記事

収益【Earn】

ローンチパッドに参加したり、仮想通貨をあずけて報酬がもらえたりするサービスです。

仮想通貨をあずける場合、利回りは銀行より断然高い傾向にあります。

ローンチパッド

新規上場予定の仮想通貨を、いち早くゲットできるサービスです。

上場予定の仮想通貨をゲットできると、上場後、数十倍まで価格が跳ね上がるものもあります。

参加には「バイナンスコイン」が必要です。

ステーキング

保有している仮想通貨をあずけることで、報酬がもらえるサービスです。

「PoS」というブロックチェーンのブロック生成作業に参加することで、利益を得ることができます。

バイナンスに直接あずける「定期ステーキング」、他のDeFiサービスに預けるのをバイナンスが代行する「DeFiステーキング」があります。

基本、指定した期間まで引き出せません。

セービング

保有している仮想通貨を預けることで、報酬がもらえるサービスです。

預けた仮想通貨は「レバレッジの借入業務」に利用されて運用することで、収益を生み出しています。

いつでも引き出し可能な「フレキシブルセービング」と、指定した期間は引き出せない「定期セービング」があります。

ユーザー目線では、ステーキングとセービングはシステム的に同じです。

報酬の利回りは、ステーキングやセービングの「種類」、資金をロックさせる「期間」、仮想通貨の「銘柄」によって変化します。だいたい数%〜数十%の利回りです。銀行より断然高い傾向にあります。

BNB Vault

保有しているバイナンスコイン(BNB)をステークすることで、「フレキシブルセービング」「ローンチプール」「DeFiステーキング」の中から、システムが最適なメニューを選択して自動運用してくれます。

デュアル投資

決められた仮想通貨を一定期間あずけることで、期間後に報酬として「預けていた通貨」と「もう一つの通貨」を獲得できる投資方法です。

例「BTCを一定期間預ける」
  1. 預ける時に、期間が満了した時点の目標価格を設定する
  2. 期間後、BTCの価格が目標以上の価格ならUSDTなど、別の通貨に交換される
  3. 目標以下の価格なら、そのままBTCが保持される
  4. 期間の満了後は、BTCを預けている間のAPY分の報酬も手に入る

流動性ファーミング

スワップファーミングと同じ)
バイナンスが展開する「DEX(分散型取引所)」です。

DEXとはプログラムだけで回る仮想通貨取引所。人の手を介さずに、仮想通貨を交換できます。

仮想通貨を「交換(スワップ)」したり、「仮想通貨をあずけて報酬をもらう(流動性マイニング)」ことができます。

自動投資

「積立投資」のこと。あらかじめ設定した金額分の仮想通貨を「定期的に購入」します。

購入した仮想通貨は、自動的にセービング(バイナンスコインの場合Vault)へ入金され、インカムゲインをゲットできます。

Binance pool

バイナンスが提供する「マイニングプール」です。

マイニングプールとは、不特定多数の人と協力してマイニングすること。

ビットコインやイーサリアムの、マイニングに対応しています。

安定した報酬の高さと、手数料の安さが魅力です。

ファイナンス【Finance】

バイナンスが展開する、金融系のサービスです。

仮想通貨を担保にローンが組めたり、仮想通貨支払いができたりします。

Biance card

VISAのデビットカードです。

対象商品を買うごとに8%分「BNB」で、キャッシュバックされます。

ただし、ヨーロッパ在住の人のみ対象です。

仮想通貨ローン

仮想通貨を担保に、仮想通貨を借りれます。

信用チェックはありません。

Binance Pay

バイナンスで開発された、ボーダーレスで安全な仮想通貨支払い技術です。

手数料無料で、仮想通貨を送りあえます。

また、Binance Payをサポートしているお店やサイトで、仮想通貨をつかって買い物ができます。

Binance gift card

バイナンスユーザーでもバイナンスユーザーでなくても、手数料無料で仮想通貨を送受信できるカードです。

NFT(非代価性トークン)【NFT】

バイナンスは、NFTも取り扱っています。

NFTの売買や作成ができます。

NFTとは、デジタルデータに唯一無二の価値がついたもの。NFTのベースも「ブロックチェーン」です。

バイナンスNFTには、次の3つの商品ラインがあります。

  • イベント:第一戦で活躍するアーティストオリジナルの、プレミアムNFTがゲットできる
  • マーケットプレイス:世界中のクリエイターの、NFTを購入できる
  • ミステリーボックス:希少なNFTが、あたるかもしれないボックス

まとめ

以上、バイナンスのメリットとデメリット・利用できるサービスについて解説しました。

今回のまとめ
  • バイナンスは世界最大の取引所
  • 「600種類以上」の仮想通貨を取り扱える
  • 安心のセキュリティ
  • 豊富なサービス

トレード以外のサービスも豊富です。

口座を開設済みの方は、ぜひ色々試してみてください。

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