バイナンスのメリットとデメリットは?
サービス一覧も知りたい。
このような悩みに、お答えします。
仮想通貨を軸に、生活しています。
今までの投資経験とリサーチスキルをいかして、記事をまとめてみました。
よかったら参考にしてみてください。
バイナンスの特徴
バイナンスは、世界最大の「仮想通貨取引所」です。Changpeng Zhaoが、2017年に台湾で設立しました。
バイナンスの特徴は、次のとおり。
- トレード以外にも色々なサービスが豊富
- バイナンスコインを発行している
- 取引手数料は、基本一律0.1%
1つずつ、見ていきましょう。
トレード以外にも色々なサービスが豊富
NFTが売買できる「Binance NFT」、仮想通貨決済できる「Bainance Pay」、仮想通貨をあずけるだけで報酬がもらえる「Binance earn」など、バイナンスはトレード以外のサービスも豊富です。
バイナンスで利用できるサービス一覧は、今回の記事で詳しくまとめています。
バイナンスコインを発行している
バイナンスは独自の仮想通貨、バイナンスコイン(BNB)を発行しています。
時価総額ランキングは、仮想通貨全体で4位(2023年1月時点)。
バイナンスコインは投資対象として保有する以外にも、色々メリットがあります。
- バイナンス内での保有量によって、「取引手数料」が割引される
- バイナンスでおこなわれる、「ローンチパッドの参加券」として使える
- バイナンスが展開している独自のブロックチェーン「BNB chain」を利用する際のガス代(手数料)となる、など
バイナンスコインの発行上限数は「2億枚」で、すべて発行済みです。
四半期ごとにバーンされているので、価格が下がりにくい構造になっています。
バイナンスは、大手の企業との提携もおこなっています。提携する企業によって、バイナンスコインの大幅な価格上昇も見込めます。
取引手数料は、基本一律0.1%
取引手数料は基本0.1%ですが、「30日間の取引量」と「BNB保有量」によって変動します。
バイナンスでは「手数料割引キャンペーン」が実施されています。
現在実施中の割引キャンペーン
バイナンスのメリット
バイナンスのメリットは、次のとおり。
- 「600種類以上」の仮想通貨を取引できる
- ユーザー数が多い
- レバレッジ「最大125倍」
- 強固なセキュリティ
- サポートが手厚い
1つずつ、見ていきましょう。
「600種類以上」の仮想通貨を取引できる
国内の取引所では買えない、世界中で人気のある「FTM」「SOL」「AVAX」「SAND」などの仮想通貨が買えます。
超絶マニアックなコイン、いわゆる「草コイン」も取引できます。
国内取引所はだいたい「15〜20種類前後」の仮想通貨しか取り扱いがありません。一方でバイナンスは、「600種類以上」の仮想通貨が取り扱えます。
ユーザー数が多い
ユーザー数が多いということは、それだけ「取引量」も多いということ。
バイナンスでは基本ユーザー同士の取引になるので、取引量が多いほど希望の取引額とマッチングしやすくなります。
レバレッジ「最大125倍」
例えば、現物取引だと手元に10万円の資金しかない場合、10万円分の仮想通貨しか運用できません。レバレッジを2倍かけたとすると、20万円分の仮想通貨を運用できるようになります。
まさに「ハイリスクハイリターン」な投資法です。
バイナンスではレバレッジ「最大125倍」まで設定できます。(※ バイナンスへ登録して60日未満のユーザーは最大20倍)
国内取引所は基本的に、レバレッジ取引は2倍まで。バイナンスでは国内取引所の「50倍以上」のレバレッジをかけれます。
強固なセキュリティ
世界一の仮想通貨取引所だけあり、最先端のセキュリティ対策がされています。
ユーザー資金の大部分は、コールドウォレットで管理。
コールドウォレットとは、データをオフラインのデバイスに保管することです。ネットにつながっていないので、ハッキングのリスクが格段に減ります。
「資産の出金時」「パスワードのリセット」「二要素認証のリセット」「電子メールアドレスの変更」など、重要な作業時はすべてリアルタイムに監視しています。
マルチシグネチャなど高度なセキュリティ対策をしています。
マルチシグネチャとは、取引の際に必要な承認作業が複数あることです。手間が増えることでセキュリティが高くなります。
個人情報はすべて暗号化して保護されています。
「認証アプリ」「SMS」「電子メール」で、二段階認証をサポートしています。
ユーザーはあらかじめ「アクセスできるデバイス」や「アドレス」に、制限をかけることができます。
不審なアクセスや動作があった場合、電子メールやアプリの通知機能でアラートを受け取ることができます。
仮想通貨リテラシーの向上をめざして、ユーザー教育にも力を入れています。具体的には「バイナンスアカデミー」というサービスが、学習コンテンツを提供しています。クイズに答えると、仮想通貨がもらえます。
サポートが手厚い
わからないことがあれば「AIボット」や「ライブチャット」で、リアルタイムに質問できる環境がととのっています。
バイナンスのデメリット
バイナンスのデメリットは次のとおり。
- 日本での利用が禁止される可能性も?
- 日本の銀行口座からの入金に対応していない
日本での利用が禁止される可能性も?
バイナンスは過去に2度、日本の「金融庁」から警告を受けています。日本では仮想通貨の事業をおこなうには登録が必要なとこを、無登録のままおこなっているためです。
2022年11月、バイナンスの日本への正式な参入が発表されました。
バイナンス自体、各国の法律に準拠する姿勢をとりはじめています。過去に警告をうけていたカナダで、2021年、正式に許可がおりた事例もあります。
- バイナンスの柔軟な姿勢
- 世界一の仮想通貨取引所で、多くの国で利用されている
今後、バイナンスは日本でどのようにサービスを展開していくのか、情報をキャッチアップしていく必要があります。
日本の銀行口座からの入金に対応していない
バイナンスへの入金方法は、基本的に次の2つです。
- クレジットカードで、仮想通貨を直接買う
- 国内の取引所で仮想通貨を購入し、バイナンスへ送金する
クレジットカードで仮想通貨を買う方法だと日本円で直接買えますが、手数料が割高です。しかも、クレジットカードは「Visa」と「Mastercard」に限定されています。
また、購入できる仮想通貨の種類も限定されてしまいます。
バイナンスで利用できるサービス
バイナンスで利用できるサービスを紹介します。
トップページの上の段に表示されているのが、バイナンスのサービス一覧です。
- 仮想通貨を購入【Buy Crypto】
- マーケット【Markets】
- トレード【Trade】
- デリバティブ【Derivatives】
- 収益【Earn】
- ファイナンス【Finance】
- NFT(非代価性トークン)【NFT】
一つずつ、紹介していきます。
仮想通貨を購入【Buy Crypto】
法定通貨で仮想通貨を、直接購入できます。
「クレジットカード・デビットカード」「代行業者決済」「P2Pトレード」3つの購入方法がある。
1つずつ説明します。
クレジットカード・デビットカード
クレジットカードは、「Visa」か「Mastercard」に限定されています。
1回の取引あたり、手数料は2.0%です。
代行業者決済
代行業者「Simplex」に、決済してもらう方法です。
1回の取引あたり、手数料は2.5~3.5%(最低10ドル)です。
P2Pトレード
バイナンスの、ユーザー同士の取引です。それぞれが設定した条件で、マッチングすれば取引が実行されます。
取引手数料は無料です。
マーケット【Markets】
仮想通貨のマーケット情報です。
銘柄ごとに、24時間の「変動率」「取引量」「時価総額」など確認できます。
「メタバース」や「ゲーム」など、仮想通貨のジャンル別に分類することも可能です。
トレード【Trade】
仮想通貨を売買します。
「バイナンスコンバート」「現物」「マージントレード」「戦略取引」「スワップファーミング」「ファントークン」「Binance OTC」といったサービスがあります。
shiii miiはバイナンスで、「バイナンスコンバート」「現物」「マージントレード」をメインで使っています。
バイナンスでの仮想通貨の買い方は、こちらの記事で解説しています。
バイナンスコンバート
手数料「無料」で、仮想通貨を交換できます。
数回のクリックで取引が終わるので、お手軽で便利です。
現物
チャートを見ながら、仮想通貨を取引します。
一番スタンダードな取引方法です。
マージントレード
第三者から提供された資金を使って、仮想通貨を取引します。
ビットコインFXといい、レバレッジをかけることができます。
例えば、現物取引だと手元に10万円の資金しかない場合、10万円分の仮想通貨しか運用できません。レバレッジを2倍かけたとすると、20万円分の仮想通貨を運用できるようになります。
売りから入る、ショートという取引も可能です。
例えば、1BTC=400万円のときに売り注文を出し、1BTC=350万円のときに買い注文を出すことで差額の50万円が利益となります。
戦略取引
現物取引での売買を自動化できます。
具体的にいうと、簡単な「ボット」を自分でつくることができます。
「価格帯」と「注文を出す間隔」を、あらかじめ設定できます。
スワップファーミング
バイナンスが展開する「DEX(分散型取引所)」です。
基本的に「DeFi」のDEXと同じです。
仮想通貨を「交換(スワップ)」したり、「仮想通貨をあずけて報酬をもらう(流動性マイニング)」ことができます。
ファントークン
ファントークンはクラブやチーム、ブランドに関係したユーティリティトークンです。
保有者には、例えばサッカーのファントークンだと「試合チケットが優先的に購入できる」といった、ファンサービスがあたえられます。
Binance OTC
OTCとは「Over the counter」の略です。
大口取引のユーザーが対象。「大口のユーザー」と「取引所」、または「大口のユーザー同士」が直接大きな金額を取引するサービスです。
一括ですばやく取引できたり、市場を介さないのでチャートに影響しないといったメリットがあります。
バイナンスでは「$20万以上」の取引が対象になります。
ビットコインだけでなくアルトコインも取り扱えます。
デリバティブ【Derivatives】
デリバティブとは、先物取引などの総称です。
- 例えば現在、1BTC=400万円の価格だとする
- 1ヶ月後に1BTC買うと約束
- 1ヶ月後、1BTCが400万円 → 420万円になったとする
- 普通420万円で買うところを約束通り400万円で買えるので、20万円の利益がでる
先物取引でもレバレッジをかけたり、ショート取引が可能です。
デリバティブでは、先物取引に関係したトレードができます。
USDⓈ-M先物
「アメリカドルのステーブルコイン」を、証拠金とする先物取引です。
COIN-M先物
「仮想通貨」を、証拠金とする先物取引です。
バニラオプション
「オプション取引」のスタンダードな取引です。
仮想通貨が1万円→2万円になれば、1万円で買うことができるので、2万円−1万円=「1万円」の利益。
権利代として1000円支払っているので、合計の利益は、1万円−1000円=「9000円」。
逆に相場が下がったとき、1万円→5000円になれば、ふつうだと「-5000円」の損失。
ただし、オプション取引ではあくまで「権利」を取引しているので、後々買う権利を放棄することができます。
結果として、損失は権利代だけの「-1000円」で済みます。
つまりバニラオプションとは、利益はそのまま受け取ることができて、損失はおさえることができる取引方法です。
レバレッジトークン
BTCの価格が1%あがると、レバレッジ3倍トークンは3%価格があがります。
強制決済のリスクはなく、シンプルでわかりやすいメリットがあります。
バトル
USDⓈ-MとCOIN-Mを利用した、トレードバトルです。
「5分間の中で、だれが一番利益を上げることができるか?」がルールです。
結果に応じて、ポイントがもらえます。
デリバティブポータル
VIP専用です。
デリバティブの、プレミアムサービスが受けれます。
VIPは1ヶ月間の「トレード取引量」と「BNB保有量」によって決まります。
収益【Earn】
ローンチパッドに参加したり、仮想通貨をあずけて報酬がもらえたりするサービスです。
仮想通貨をあずける場合、利回りは銀行より断然高い傾向にあります。
ローンチパッド
上場予定の仮想通貨をゲットできると、上場後、数十倍まで価格が跳ね上がるものもあります。
参加には「バイナンスコイン」が必要です。
ステーキング
「PoS」というブロックチェーンのブロック生成作業に参加することで、利益を得ることができます。
バイナンスに直接あずける「定期ステーキング」、他のDeFiサービスに預けるのをバイナンスが代行する「DeFiステーキング」があります。
基本、指定した期間まで引き出せません。
セービング
預けた仮想通貨は「レバレッジの借入業務」に利用されて運用することで、収益を生み出しています。
いつでも引き出し可能な「フレキシブルセービング」と、指定した期間は引き出せない「定期セービング」があります。
ユーザー目線では、ステーキングとセービングはシステム的に同じです。
報酬の利回りは、ステーキングやセービングの「種類」、資金をロックさせる「期間」、仮想通貨の「銘柄」によって変化します。だいたい数%〜数十%の利回りです。銀行より断然高い傾向にあります。
BNB Vault
保有しているバイナンスコイン(BNB)をステークすることで、「フレキシブルセービング」「ローンチプール」「DeFiステーキング」の中から、システムが最適なメニューを選択して自動運用してくれます。
デュアル投資
決められた仮想通貨を一定期間あずけることで、期間後に報酬として「預けていた通貨」と「もう一つの通貨」を獲得できる投資方法です。
- 預ける時に、期間が満了した時点の目標価格を設定する
- 期間後、BTCの価格が目標以上の価格ならUSDTなど、別の通貨に交換される
- 目標以下の価格なら、そのままBTCが保持される
- 期間の満了後は、BTCを預けている間のAPY分の報酬も手に入る
流動性ファーミング
(スワップファーミングと同じ)
バイナンスが展開する「DEX(分散型取引所)」です。
仮想通貨を「交換(スワップ)」したり、「仮想通貨をあずけて報酬をもらう(流動性マイニング)」ことができます。
自動投資
購入した仮想通貨は、自動的にセービング(バイナンスコインの場合Vault)へ入金され、インカムゲインをゲットできます。
Binance pool
バイナンスが提供する「マイニングプール」です。
ビットコインやイーサリアムの、マイニングに対応しています。
安定した報酬の高さと、手数料の安さが魅力です。
ファイナンス【Finance】
バイナンスが展開する、金融系のサービスです。
仮想通貨を担保にローンが組めたり、仮想通貨支払いができたりします。
Biance card
VISAのデビットカードです。
対象商品を買うごとに8%分「BNB」で、キャッシュバックされます。
仮想通貨ローン
仮想通貨を担保に、仮想通貨を借りれます。
信用チェックはありません。
Binance Pay
バイナンスで開発された、ボーダーレスで安全な仮想通貨支払い技術です。
手数料無料で、仮想通貨を送りあえます。
また、Binance Payをサポートしているお店やサイトで、仮想通貨をつかって買い物ができます。
Binance gift card
バイナンスユーザーでもバイナンスユーザーでなくても、手数料無料で仮想通貨を送受信できるカードです。
NFT(非代価性トークン)【NFT】
バイナンスは、NFTも取り扱っています。
NFTの売買や作成ができます。
バイナンスNFTには、次の3つの商品ラインがあります。
- イベント:第一戦で活躍するアーティストオリジナルの、プレミアムNFTがゲットできる
- マーケットプレイス:世界中のクリエイターの、NFTを購入できる
- ミステリーボックス:希少なNFTが、あたるかもしれないボックス
まとめ
以上、バイナンスのメリットとデメリット・利用できるサービスについて解説しました。
- バイナンスは世界最大の取引所
- 「600種類以上」の仮想通貨を取り扱える
- 安心のセキュリティ
- 豊富なサービス
トレード以外のサービスも豊富です。
口座を開設済みの方は、ぜひ色々試してみてください。