ビットコインのメリットとデメリットは?
ビットコインの将来性は?
ビットコインってどうやって買うの?
専門用語がわからない。
こんな悩みに、お答えします。
仮想通貨を軸に、生活しています。
今までの投資経験とリサーチスキルをいかして、記事をまとめてみました。
よかったら参考にしてみてください。
ビットコインとは?
ビットコインとは、ブロックチェーンをベースに管理されているデジタル通貨です。
世界ではじめて誕生した、仮想通貨です。
2008年「Satoshi Nakamoto」という人物が、インターネットの掲示板に
【Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System】という論文を投稿しました。
これがビットコインの始まりです。
ビットコインが登場した当初、1BTC = 1円未満の価値でした。
2021年11月9日に過去最高の、1BTC = 770万円となりました。
ビットコインはおもに、「投資対象」「決済手段」「価値の保存」「法定通貨」として、世界中で使用されています。
ビットコインのメリット
ビットコインのメリットは、以下のとおり。
- ブロックチェーンがベースの通貨
- 個人にダイレクトに送金できる
- 決済手段としてつかえる
1つずつ、解説します。
ブロックチェーンがベースの通貨
ビットコインは、ブロックチェーンをベースに管理されている通貨です。
ブロックチェーンをベースにすることで、次のようなメリットがあります。
- 偽造や改ざんなど、ズルがしにくい
- 国や組織から、コントロールされない
順に説明します。
偽造や改ざんなど、ズルがしにくい
ビットコインの取引データは、マイナーと呼ばれる人たちによって書き込まれています。
マイナーは正しい情報を書き込むことで、報酬としてビットコインがもらえます。
取引データは、世界中のだれでも見ることができます。別のいい方をすると、世界中のみんなで監視しあっている状態です。
みんなで監視し合えているので、間違ったデータが書き込まれてもすぐに発覚します。
その場合、マイナーは報酬をもらえません。
監視しあえる透明性の高い状態が、偽造や改ざんを防いでいます。
国や組織からの介入を受けない
ビットコインには、おおもとの管理者がいません。
さきほども書いたとおり、ビットコインはマイナーたちによって管理されています。
マイナーは高性能なパソコンを用意できたら、基本的にだれでもなれます。
つまり、みんなフェアな関係ということです。
おおもとの管理者がいないので、ビットコインは国や銀行などのコントロールを受けません。
日本円の場合
国が不況になったら、お金をじゃぶじゃぶに刷って流通させて金融政策をとります。
銀行が日本円の流通量を、コントロールします。
ビットコインの場合
おおもとの管理者がいないので、国や銀行にコントロールされません。
最初の設計で、「発行枚数は2100万枚」と決まっていて、アルゴリズムに従ってマイニングするだけです。
個人にダイレクトに送金できる
インターネット上で日本円などの法定通貨を送金する場合、かならず銀行などを経由する必要があります。
ビットコインは、組織にコントロールされていない通貨です。ビットコインを送金する場合、銀行などを経由せずダイレクトに送金できます。
これは国内に限らず、海外に送金する場合もおなじです。
法定通貨の場合
海外にいる友達にお金を送ろうとした場合、かならず銀行を経由して送ることになります。
手数料で数千円、移送手続きで数日かかります。
ビットコインの場合
あいてのウォレットアドレスがわかっていれば、たった数分で送ることが可能です。
銀行を経由しないので、手数料は0円。
決済手段としてつかえる
ビットコインで、モノやサービスが決済できます。
海外でもビットコイン決済に対応している国だと、現地の通貨にかえる必要なく、手持ちのビットコインで決済できます。
ビットコインのデメリット
ビットコインのデメリットは、以下のとおり。
- 価値が保証されていない
- 値動きが激しい
- ハッキングされたことがある
1つずつ、見ていきましょう。
価値が保証されていない
ビットコインのメリットでも書いたとおり、ビットコインにはおおもとの管理者がいません。
つまり、国や銀行に価値を保証されていないということです。
法定通貨の場合
インフレやデフレがおこったら「お金の流通量」をコントロールすることで、通貨の価値を「一定に保つ」ことができます。国が、法定通貨の価値を保証しているからです。
ビットコインの場合
ビットコインの発行枚数は、あらかじめ2100万枚と決まっています。価格が暴落しても流通量はコントロールされないので、価格が調整されることはありません。損切りするか、価格が戻ることを信じてガチホするかの、2択です。
値動きが激しい
ビットコインにかぎらず仮想通貨全般にいえますが、値動き(ボラティリティ)が非常に大きいです。
認知度は上がってきているとはいえ、法定通貨にくらべてまだまだ歴史はあさく、信頼性も低いです。
ビットコインは2022年6月10日時点で価格が30,000ドルだったのに対し、6月17日時点で20,00ドルまで下落しました。たった1週間で10,000ドルほど価格が下がりました(1/3減)。株などでは、なかなか見かけないボラティリティです。
しかしその分、ビットコインは価格が上がる時は勢いよく上昇したりします。
投資対象としてみた場合、株などにくらべてハイリスクハイリターンです。
ハッキングされたことがある
ビットコインのブロックチェーン自体は、非常にセキュリティが高くハッキングされたことはありません。
しかし、ビットコインの「保管場所」となっている、仮想通貨取引所がハッキングされたことがあります。
なぜハッキングにあったかというと、ホットウォレットで仮想通貨を保管していたためです。
ハッキングの事例をふまえて、今ではほとんどの取引所がコールドウォレットで仮想通貨を保管しています。
ビットコインの将来性
shiii miiは、ビットコインの価格はまだまだ上がると信じています。
理由は次のとおりです。
- 希少性が高まるトークン設計
- 信頼性が向上している
- WEB3.0が世界を変える
1つずつ、説明していきます。
希少性が高まるトークン設計
ビットコインの発行上限は、2100万枚です。そのうちすでに1900万枚が発行されており、市場に流通しています。
マイニングできる残りのビットコインは、わずか10%。
ビットコインは4年に1度「半減期」がおこり、市場に供給される量が減っていくよう設計されています。
つまりどういうことかというと、時間がたてばたつほど、ニーズが増えれば増えるほど、希少性が高まるよう設計されているのです。
希少性が高まると、価格が上がりやすくなります。
信頼性が向上している
世界的に見て、ビットコインの信頼性は高まりつつあります。
- 2021年4月、韓国ゲーム大手企業の「ネクソン」が、1億ドル相当のビットコインを購入
- 2021年10月、アメリカ初のビットコイン先物ETFが上場
- 2022年1月、米ソフトウェア企業の「マイクロストラテジー」が、2500万ドル相当のビットコインを購入
- エルサドバドルと中央アフリカ共和国では、ビットコインが国の法定通貨となっている
このことからわかるように、ビットコインはもはや得体のしれない怪しいモノではなく、信頼できる一つの通貨になっています。
話題になればなるほど注目をあびて、世界中に広がっていくと予想しています。
WEB3.0が世界を変える
2021年11月、Facebookは名前を「Meta」に変更しました。
Metaとは、MetaverseのMetaです。
仮想空間の中で人とあって遊んだり、デートしたり、アルバイトしたり・・・といった時代がきつつあります。
メタバースの世界で、やり取りされる価値の交換手段は仮想通貨です。
メタバースと仮想通貨は、切っても切れない関係なのです。
FacebookからMetaへの名前変更は、これからメタバースの領域に力を入れていくという意気込みです。
Facebookのような巨大企業が名前変更するほどに、仮想通貨をふくめたメタバースの領域に注目しているのです。
また、2022年4月くらいから日本で1つのゲームが話題になりました。
その名も「STEPN」。
「NFT」のスニーカーを用意して歩くだけで、仮想通貨が稼げます。
NFTと仮想通貨も、切っても切れない関係性です。
「仮想通貨」「メタバース」「NFT」、こういった領域は「WEB3.0」とよばれています。
- WEB1.0 = インターネットが、ホームページだけだったフェーズ
- WEB2.0 = インターネットに、SNSがはいってきたフェーズ
- WEB3.0 = インターネットに、ブロックチェーンがはいってくるフェーズ
これからはWEB3.0が、世界をかえていくといわれています。
WEB3.0が進むにつれて、ビットコインの価値もますます高まっていくと予想しています。
ビットコインはどうやって買うの?
ビットコインは国内の、仮想通貨取引所から買えます。
- 国内の仮想通貨取引所の口座開設
- 銀行と取引所の口座を、ひもづける
- 取引所に日本円を入金
- ビットコインを購入
国内の仮想通貨取引所は、「ビットフライヤー」と「コインチェック」がおすすめ。
どちらも国内大手の取引所です。
仮想通貨取引所は、2つ口座をもっている方が便利です。
仮想通貨取引所を2つ開設するメリット
- メンテナンスなどで、一時的に取引所がつかえなくなる可能性がある
- 取引所ごとに仮想通貨の価格差がある
- それぞれの取引所に、メリットとデメリットがある
口座開設の手続きは、10分もかかりません。
下記の記事にまとめているので、サクッとつくってしまいましょう。
以上、買い方の説明でした。
マイニングとは?
「誰が」「いつ」「どのくらいの枚数」仮想通貨を取引したか、といったデータを、ブロックチェーンのブロックに書き込んでいきます。
マイニングする人を、マイナーといいます。
マイニングの実際は、暗号パズルを解くような形式です。一番はやく暗号パズルを解けたマイナーに、報酬としてビットコインがあたえられます。
だれよりもはやく暗号パズルを解くためには、高性能なパソコンが必要になります。
半減期とは?
ビットコインは10分間に1度、マイニングによって新しいブロックが生成されます。
21万個のブロックが生成されたとき、マイナーがもらえる報酬のビットコインは半分になります。これが「半減期」です。
半減期は、だいたい4年に1度の周期で発生します。
今までの半減期
2012年:50BTC → 25BTC
2016年:25BTC → 12.5BTC
2020年:12.5BTC → 6.25BTC
半減期をむかえると、今までの供給量が半分になります。
希少性が高まると、ビットコインの価格高騰につながります。今までも「ビットコインの半減期」と「ビットコインの価格高騰」には、大きな相関関係がありました。
一番最近の半減期は、2020年5月11日に発生しました。当時のビットコインの価格は約9000ドル。2021年11月9日には、過去最高の 770万円まで高騰しました。なんと8倍以上。
つぎの半減期は『2024年上半期』に、発生する可能性が高いといわれています。
ビットコインの半減期は、2140年まで継続される予定です。
ビットコインキャッシュとは?
ビットコインキャッシュ(BCH)は、ビットコインから分裂した仮想通貨です。
2017年にビットコインから「ハードフォーク」するかたちで、ビットコインキャッシュが誕生しました。
ハードフォークは、プロジェクトの開発方針の対立によって発生することが多いです。
ビットコインキャッシュも、ビットコインの開発方針の対立によって誕生しました。
2017年、ビットコインの知名度が上がり、取引量が多くなるにつれて「スケーラビリティ問題」が発生してきました。
ビットコインのスケーラビリティ問題を解決すべく、ビットコインに「Segwit」というソフトを実装する案が出ました。
この案に反対したのが、中国を拠点にしているマイニンググループです。
中国のマイニンググループは、マイニングに「ASICBoost」というアルゴリズムをつかっていました。ビットコインにSegwitが実装されると、ASICBoostがつかえなくなる仕様だったのです。
ASICBoostがつかえなくなると、中国のマイニンググループは大きな損失をこうむります。
Segwitの実装を推進するグループと、反対する中国のマイニンググループで対立がおこり、ハードフォークという形で「ビットコイン」と「ビットコインキャッシュ」に分裂しました
- Segwitを実装したのが、今の「ビットコイン」
- Segwitを実装しなかったのが、「ビットコインキャッシュ」
ビットコインキャッシュは1ブロックあたりの容量を「1M → 8M」まで増やすことで、ビットコインのスケーラビリティ問題を解決しました。
ビットコインとビットコインキャッシュ。現在は「Segwitを実装したビットコイン」の方が、人気の仮想通貨になっています。
理由は思想的な背景です。中国のマイニンググループの勢力が強いビットコインキャッシュだと、分散的な思想が弱くなります。
ビットコインが、いかに分散的な思想と結びついているかがうかがえます。
まとめ
以上、ビットコインについて解説しました。
- ブロックチェーンベースの仮想通貨
- 偽造や改ざんなどの、ズルがしにくい
- 国や銀行などの、コントロールをうけない
- 希少性が高まるトークン設計
- WEB3.0が世界を変える
可能性にみちあふれた、ビットコイン。
下記の取引所から、かんたんに買えます。
ぜひ一度、保有してみてはいかがでしょうか。